「EOS」などのカメラ(イメージング製品)で知られるキヤノンが、工場自動化の事業に本格参入する。産業用カメラとPLCとの接続機能を付加するソフトウェアなどで、映像を用いた工場自動化を支援する。
キヤノンがデジタルカメラ開発で培った自社のイメージング技術を、工場自動化事業へ投入する。自社開発の産業用カメラと製造現場向けソフトウェアを用意し、人手不足や人件費高騰を背景に世界的な規模で進む生産自動化を支援する。
新製品は産業用カメラ「N10-W02」、異常監視・録画ソフトウェア「Monitoring Edition」、画像処理ソフトウェア「Vision Edition」の3つで、2018年3月上旬より順次、販売を開始する。同社は2014年にマシンビジョン市場へ参入するなどイメージング技術の産業応用を推進しており、その流れをくむものとなる。
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