アンリツがラジオコミュニケーションアナライザ「MT8821C」向けに、LTE Cat-M1、NB-IoT規格対応のソフトウェアオプションを発売した。
アンリツは、ラジオコミュニケーションアナライザ「MT8821C」向けに、LTE Cat-M1、NB-IoT規格対応のソフトウェアオプションを発売した。これらをMT8821Cにインストールすることで、LTE Cat-M1機器とNB-IoT機器の評価を実施できる。
新たに発表したソフトウェアは、LTE Cat-M1測定ソフトウェア「MX882116C」、LTE Cat-M1 IPデータ転送「MX882116C-006」、NB-IoT測定ソフトウェア「MX882117C」、NB-IoT IPデータ転送「MX882117C-006」の4種となる。
MT8821Cは、各種無線端末のRF送受信試験機能と疑似基地局機能を一体型にした測定器。今回の機能強化により、LTE Cat-M1機器やNB-IoT機器のRF送受信特性と最大スループットの評価に対応可能になった。これにより、IoT(モノのインターネット)向けの3GPP規格への適合性評価に対応できる。
また、機能を強化したMT8821Cでは、試験対象機器と通信した状態で評価が実施できる。eDRX(extended discontinuous reception:間欠受信間隔の拡張)やPSM(Power Saving Mode)などのLPWA(Low Power Wide Area)技術の動作状況を確認でき、LTE Cat-M1機器とNB-IoT機器の低消費電力化に貢献する。
同社は主な用途として、LTE Cat-M1機器とNB-IoT機器の使用が期待されるスマートメーター、ホームセキュリティ、貨物などの追跡監視、自動販売機、ヘルスケア機器などでの利用を見込む。
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