日立製作所は、USBメモリの不正使用によるセキュリティインシデントの発生を防止するUSB管理ソリューション「NX UsbMonitor」を開発、その第1弾としてスタンドアロン型のUSB接続管理装置を発表した。
日立製作所は2017年10月、USBメモリの不正使用によるセキュリティインシデントの発生を防止するUSB管理ソリューション「NX UsbMonitor」を開発し、第1弾としてスタンドアロン型のUSB接続管理装置を発売した。
USB接続管理装置は、制御システム内にある制御装置や端末などのUSBポートに取り付けるだけで、装置や端末のUSB接続を管理する。使用可能なUSBメモリを事前に登録しておく「ホワイトリスト方式」を採用し、未登録のUSBメモリが差し込まれた場合、同製品が接続を遮断する。第三者による取り外しを防ぐ「取り外し防止機構」により、未登録USBメモリの不正使用によるセキュリティインシデントの発生を防止できる。
また、接続されたUSBメモリの接続ログを蓄積して使用状況を可視化し、インシデント発生時の原因調査を支援する。不正使用を抑止し、私物のUSBメモリの使用などによる、ウイルス感染やシステム障害、情報漏えいのリスクを低減する。
新たなソフトウェアの導入を必要としないため、既存システムへの影響を抑えながらUSBメモリの接続を管理できる。対象となる制御装置や設備のOSに制約はなく、制御システム向けの専用OSや、古いOSを使用するシステムにおいても有効だ。
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