紙の印刷物は、業種を問わずあらゆるシーンで多用されている。ある調査によると情報漏えいが発生した経路の最多が印刷物だという。しかし、文書印刷に対する情報漏えい対策を行っている企業はまだ少ない。
情報漏えいの多くは、印刷物から発生している。紙は、業種を問わずあらゆるシーンで多用されている使用頻度の高い媒体である。しかし、企業において文書印刷に対する情報漏えい対策がとられているケースはまだ少なく、実際にどのような印刷物が紙として出力されているのか把握している企業はごくわずかであるという。
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の「2013年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書」(2015年2月23日改訂)によると、情報漏えいが発生した経路は、紙媒体(印刷物)が最も多く、全体の67.7%を占めているという。この数値は、USBメモリなどの可搬記録媒体よりも大きな数値となっている。
社内文書はもちろんのこと、マイナンバー制度の施行により社内で取り扱う個人情報が増えていく中、印刷物のセキュリティに対するニーズは、ますます高まるものとみられている。
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