本格的な第4次産業革命の到来に向け、IoT活用への期待が非常に高まっている。この大きなビジネスチャンスをつかむべく、大企業を中心にさまざまな戦略、施策が打ち出されているが、果たして中小企業はどうすべきか? 第6回(最終回)では、これまでお届けしてきた内容を整理しながら、新しい時代の働き方や今後の方向性をまとめる。
連載「中小企業のためのIT活用のススメ」は、今回で最終回となります。これまでお届けしてきた過去5回の連載内容を整理しながら、“古くて新しい課題”である「仕事のIT化」について考えながら、新しい時代の働き方や今後の方向性をまとめたいと思います。
» インダストリー4.0時代の到来を前に、電子化が進まぬ昭和なデータ管理をしていませんか?
» “鳥の目”でIT導入の真の目的を見極めよ! 何となくのIT活用にさようなら
» 現場を置き去りにしたITシステムの再構築、待っているのは“ダメ出し祭り”
» 従来の常識を覆し、限界点を突破する「デジタル技術」の可能性
» 製造現場はどう変わる? デジタル技術がもたらすインパクト
本連載は、「第4次産業革命(インダストリー4.0)」という、随分と大きなお題から始まりました。確かに、IoT(Internet of Things)の技術が注目され、AI(人工知能)で仕事の仕方がガラリと変わるのではないかと、さまざまな未来予想や期待感が報道されており話題に事欠きません。しかし、中小企業の一般社員の皆さんの多くが「うちの会社は、今それどころじゃないな〜」という意見をお持ちではないでしょうか。今回はあらためて、その辺りを一通り振り返っていきます。
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