久次氏が次いで強調したのが、「ツール」と「プラットフォーム」の位置付けを明確にすることだ。
MBSEは要求/機能/ロジックを定義する手法であり、CADやCAEなどはエンジニアリング作業を行うツールとして認識され、いずれも重要ではあるが、何より大切なことはそれらを相互に連携させさまざまなエンジニアリング業務を円滑にかつ、連続性を保ったままつなぐことである。これまではCADやCAEなどのツールが、その機能の延長線としてデータ管理機能を提供してきたが、ここまで開発の複雑さが増している現在、個別ツールのデータ管理機能だけではメカ・エレキ・ソフト・ハードなど多岐に亘るデータの連続性を維持・管理することは非常に困難である。
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