PCベンダーのNECパーソナルコンピュータがキュレーションズと共同で、法人向けIoTプラットフォーム「plusbenlly」を提供する。データ流通プラットフォームとしての役割に徹することで、異業種間も含めた結合も促すというが、なぜ、PCベンダーがIoT基盤なのだろうか。
PCベンダーのNECパーソナルコンピュータ(NEC PC)とキュレーションズは2017年7月19日、法人向けIoTプラットフォーム「plusbenlly(プラスベンリー)」を共同開発したと発表した。β版は既に提供されており、2017年内に正式サービスを開始する。
plusbenllyは法人向けのオープンなIoTプラットフォームであり、利用企業は自社製品/サービスをplusbenlly経由で異なるメーカー製品やサービスへ容易に接続することが可能となり、業種業界を超えた「ユーザー体験」の提供を目指す。大手ITベンダーがIoTプラットフォームで指向しがちである囲い込みは逆に、データ流通プラットフォームとしての役割に徹することで、各社のゆるやかな結合も促す。
「これまでにIoTとして紹介されたものは、まだまだ最初の一歩を踏み出したにすぎない。“これがIoTだ”という体験はまだ登場していないのは、各業種業界がバラバラに研究開と、クラウド/フロントエンド(デバイス)開発、企画提案を行っているから。plusbenlyでデータをつなげ、新結合と新たなビジネスモデルを生み出す」(NEC PC 代表取締役 執行役員社長 留目真伸氏)
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