DMG森精機は、マシンバイスとサブテーブルを一体化した「ビルトインバイス」を発売した。テーブル一体型バイスの製品化は「業界初」(同社)だという。
DMG森精機は2017年7月、マシンバイスとサブテーブルを一体化した「ビルトインバイス」を発売した。テーブル一体型バイスの製品化は「業界初」(同社)だという。
ビルトインバイスは「マシンバイス」と「サブテーブル」の一体化により加工空間を有効活用することを目指した汎用治具システムである。2016年11月からDMG森精機とナベヤが協業し開発を進めてきた。
従来の「テーブルの上にバイス」という考え方から「テーブル自体にバイスを組み込む」という発想を採用し、Z軸方向で1.6倍、体積で2.7倍の加工範囲拡大を実現したという。
下に沈み込ませるようなワークの固定方法により、重切削における安全性や精度向上を実現している。また、重量を従来の8分の1以下となる10kgにまで削減し、段取りの際の取り扱いも容易化している。
対象ワークは、軽・中切削加工でできる角物、板物ワークとする。また、各種オプション部品を活用することで、より変種変量生産の高効率化に貢献可能としている。
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