ARMがCortex-M3の設計開始時ライセンス料の無償化を含む、「ARM DesignStart」の強化を発表した。孫氏の語る「IoTデバイス1兆個」を見すえた施策といえる。
英ARMが「ARM DesignStart」プログラムを強化、「Cortex-M3」をプログラム対象に追加した。以前より提供していた「Cortex-M0」への無償アクセスに加え、今回の追加で「Cortex-M3」に関しても設計開始時に発生していたライセンス費用が無償化される。2017年6月20日(現地)にポストした公式ブログにて明らかにした(Enhanced ARM DesignStart: the fastest and lowest-risk path to custom SoCs)。
ARM DesignStartプログラムに参加すれば各種ガイドやマニュアルが入手でき、カスタムチップ試作やRTLシミュレーションにおけるCテストなどに関するビデオチュートリアルも参照できる。また、ARM CoreLink SDK-100に含まれるサブシステムやシステムIPソリューションへのアクセスも提供される。
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