ヴァイナスは、ハイブリッドクラウド運用支援システムの最新版「CCNV Basic Plus V2.6」の販売を開始した。
ヴァイナスは2017年6月、ハイブリッドクラウド運用支援システムの最新版「CCNV Basic Plus V2.6」を販売開始した。機能限定版の無償版も提供開始する。同社の「CCNV(シーシーエヌブイ:Cloud Computing NaVigation system)」は、研究機関のスーパーコンピュータや、さまざまなクラウドHPCサービス、社内サーバにアクセスし、簡易な操作でファイルの高速転送やジョブの実行・管理などができるシステムである。CCNV Basic Plus V2.6の価格は42万円(年間ライセンス、税別)から。
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今回はOpenFOAM強化版の汎用流体ソルバー「HELYX」をSaas形式て提供する、「HELYX on Cloud」が、クラウドコンピューティングプラットフォームである「Microsoft Azure」で利用可能となった。同機能により、オンデマンドでHELYXの短期利用が可能なため、ソフトウェアの試用やライセンス費用の節約などに有効だという。
また従来はエンドユーザー向けライセンスのみだったが、今回から情報システム部門やHPCサービスを提供する計算センター向けとして、「センター契約ライセンス」も追加した。計算センターとしてのサービスを提供するためにCCNVを導入するユーザーが、CCNVの機能をエンドユーザーに提供するためのライセンスだ。このライセンスを購入した計算センターのエンドユーザーはCCNVのライセンスの購入が不要になる。
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