シノプシスのエミュレーションシステム「ZeBu Server」がコニカミノルタの開発プラットフォームとして導入された。コニカミノルタでは多機能プリンタ向けSoCのハードウェア検証ならび早期ソフトウェア開発に利用されている。
米シノプシスは2017年5月30日(米国)、同社のエミュレーションシステム「ZeBu Server」がコニカミノルタの開発プラットフォームとして採用されていることを公表した。コニカミノルタでは多機能プリンタ(MFP)向けSoCのハードウェア検証ならび早期ソフトウェア開発に利用されている。
ZeBu ServerはザイリンクスのFPGAを利用した論理エミュレーター。SoCなどの開発においては論理シミュレーターが利用されることもあるが、速度面では実際に回路のプロトタイプを作成するエミュレーターが有利である。ZeBu Serverはデバッグシステム「Verdi」との統合も図られており、同時に実用に耐えるレベルの実行性能も含まれていることから製品投入の迅速化を進めることができる。
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