SMKは、ガラス1枚の表裏面にセンサー(ITO電極)を成膜した静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch」を発表した。従来のガラス2枚構成のセンサーに比べ、狭額縁化、薄型化、軽量化、材料費削減につながる。
SMKは2017年4月、ガラス1枚の表裏面にセンサー(ITO電極)を成膜した静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch」を発表した。従来のガラス2枚構成のセンサーに比べ、狭額縁化、薄型化、軽量化、材料費削減が図れる。発売は2017年10月の予定で、カスタム仕様のため、価格は仕様によって異なる。
CapDuo Touchでは、従来必要だったガラス貼り合わせ用の透明光学粘着フィルム(OCA)が不要になった。また、自己容量方式と相互容量方式の2つの読み取り方式に対応。ブリッジレス構造のため、見栄えも良いという。
同社はこれまで、静電容量方式タッチパネル用センサーとして、ガラス1枚で片側2極のG2センサー、ガラス2枚のG1Gセンサー、フィルム2枚のF1Fセンサーを量産している。今回、新たにガラス1枚のCapDuo Touchを追加したことで、薄型・軽量化が求められるカーナビゲーションや車載用センターコンソールなどに対応する。
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