IDTは、インダクティブ方式ポジションセンサー「ZMID520x」ファミリーを発表した。アナログ出力の「ZMID5201」、パルス幅変調方式(PWM)出力の「ZMID5202」、SENTプロトコルで出力する「ZMID5203」の3種をそろえた。
IDTは2017年4月、インダクティブ方式ポジションセンサー「ZMID520x」ファミリーを発表した。アナログ出力の「ZMID5201」、パルス幅変調方式(PWM)出力の「ZMID5202」、SENT(Single Edge Nibble Transmission)プロトコルで出力する「ZMID5203」の3種をそろえている。
ZMID520xは、プリント基板上のコイルと金属ターゲットを採用し、従来必要だった磁石を不要にした。EMIなどの原因となる寄生磁場の影響を受けることもない。AEC-Q100規格に準拠し、ISO26262のASIL-Bの要件を満たす安全関連システムへの組み込みにも対応している。
コイルは送信用コイルと2つの受信用コイルで構成され、水平/垂直方向のずれに対応する。また、回転するシャフトの先端やサイドシャフト、リニア、アーク運動など、最小角度から360度までの回転を検知できる。動作温度は最大150℃。3本の配線のみでセンサーICをプログラムできる。
同社では、車載機器、産業用装置、コンシュマー機器などでの用途を見込んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。