ロームグループのKionixが、衝撃検知に適した小型加速度センサー「KX222/KX224」を販売する。±8G、±16G、±32Gと3つの検出範囲を備えており、産業機器の衝撃検知などにも利用できる。
ロームグループのKionixは2016年11月29日、衝撃検知に適した小型加速度センサー「KX222/KX224」を開発したと発表した。既にサンプル出荷(サンプル価格は税別で1個1500円)は開始されており、同年12月より量産が開始される予定となっている。
一般に加速度センサーは低Gタイプ(±20G未満ほど)が重力や傾きの検知、それ以上のタイプが衝撃検知に適するといわれており、低Gタイプはスマートフォンの傾き検知などに広く使われている。
近年では白物家電や産業機器の振動検知、フィットネス機器の衝撃検知などに加速度センサーを用いる手法が注目されており、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)センサーを手掛ける各社は加速度センサーの測定範囲拡大や、複数センサーを組み合わせたコンボセンサーの投入を進めている。
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