セイコーNPCは、遠赤外線用Siレンズ光学系と検出回路、制御用MCUを1つの基板上に実装した、8×8画素サーモパイル型赤外線アレイセンサーモジュール「SMH-01B01」を開発した。
セイコーNPCは2016年7月12日、遠赤外線用Siレンズ光学系と検出回路、制御用MCUを1つの基板上に実装した、8×8画素サーモパイル型赤外線アレイセンサーモジュール「SMH-01B01」を開発したことを発表した。
同モジュールのサイズは、16×25×7.8mm。センサーICをCOB(Chip On Board)実装した上にSiレンズ光学系を搭載し、ADコンバーター付きマイコンにより、各画素の換算放射温度および環境温度を、I2Cインタフェースでデジタル出力する。また、20〜200倍の倍率可変プリアンプをセンサーICに内蔵しており、制御ソフトウェアによるオートレンジ切り替えで広い温度範囲の測定が可能である。
従来のセンサーと比較し、高出力感度、広検出温度範囲を特長とし、防災・セキュリティ関連機器、エアコンや電子レンジなどの家電製品、産業機器(空調、医療、自動車)への展開を見込む。
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