PTCは、IoTプラットフォーム「ThingWorx」の最新バージョン「ThingWorx 8」について、年次ユーザーカンファレンス「LiveWorx 2017」で発表した。2017年6月8日から提供を開始するという。製造業での活用を前提としたクラウド連携、工場内データ活用、AR体験に関する機能強化に加え、手軽に利用できる製造業向けアプリ群を展開する。
PTCは、年次ユーザーカンファレンス「LiveWorx 2017」(会期:2017年5月22〜25日/米国マサチューセッツ州ボストン)において、IoTプラットフォーム「ThingWorx」の最新バージョンとなる「ThingWorx 8」を発表。2017年6月8日から提供を開始することを明らかにした。
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ThingWorx 8では、インダストリアルIoT(IIoT)の実現を加速する強力かつ包括的なIoT技術を提供し、ベースとなるIoTプラットフォーム機能の他、エンジニアリング、製造、パートナー、顧客といった各ロールモデル(役割)に適した製造業向けアプリケーションおよびサービス提供を強化しているという。
同社のIoT事業の中枢として2014年に買収されたThingWorxは、製造業向けIoT実現のために構築されたプラットフォームで、スマートコネクテッドプロダクツに適したアプリケーションの開発、展開、拡張などを支援する。そして、オープンかつ高い柔軟性を備え、パートナーやコミュニティーによるエコシステムを中心に積極的な活用が進んでいる。2016年に開設したデベロッパーポータル(Developer Portal)には1万5000人以上の開発者が登録。そして、マーケットプレース「ThingWorx IoT Marketplace」には、既に600以上のアプリケーションやエクステンション(拡張機能)が公開されており、その数は日々増加しているという。
ThingWorx 8の強化ポイントとして、PTC ThingWorx製品担当 エグゼクティブ バイスプレジデントのMichael Campbell(マイケル・キャンベル)氏は、「Native IoT Cloud Integrations」「Native Industrial Connectivity」「Native Anomaly Detection」「Native Microsoft HoloLens Authoring」を掲げる。
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