LiveWorx 2017/PTC ThingWorx
4つのネイティブ連携で製造業IoTへの取り組みを加速する「ThingWorx 8」(2/2 ページ)
Native Anomaly Detectionは、製造現場におけるデータ活用をより積極的に行ってもらうための仕組みに関するもので、ThingWorxの中に異常検知に関する機能を組み込んだ。
「工場内で無数に生み出されるデータを有効活用している企業、製造現場は非常に少なく、収集したデータの1%ほどしか活用されていないという調査結果もある。実際に、AI/機械学習などを駆使して膨大なデータを分析し、活用するとなると非常にハードルが高い。そこでより簡単に製造現場のデータ活用をしてもらうために、異常検知の機能をネイティブにThingWorxの中に組み込んだ。モニタリングの機能だけでなく、通常の動きを学習する仕組みを備え、異常時にアラートを出すような仕掛けになっている」とキャンベル氏は述べる。
そして、AR(Augmented Reality:拡張現実)を用いた体験についても強化。ThingWorxとAR開発プラットフォーム「Vuforia」とを組み合わせたソリューションとして、前回のLiveWorx 2016で発表された「ThingWorx Studio」は、既に2000以上の企業がThingWorx Studioのフリートライアルに参加しており、現在6万件以上のAR体験が生み出されているという。
今回の強化ポイントであるNative Microsoft HoloLens Authoringは、製造業現場においてハンズフリーで活用できる「Microsoft HoloLens」との連携を強化したもの。「通常、ARコンテンツの製作には非常に高度なレベルが要求されるが、ThingWorx Studioによりそうした手間から解放され、3Dデータを基にステップバイステップで開発が簡単に行えるようになる。最新のThingWorx StudioではHoloLensのネイティブイベントがメニューから選択可能となっている」(キャンベル氏)という。
製造業におけるデータ活用がより簡単・便利に
また同社のPLMツール「Windchill」などに集約された各種情報を活用し、ロールモデルごとに求められる情報を最適化した状態で可視化するアプリプラットフォーム「ThingWorx Navigate(旧:PTC Navigate)」を製造業向けにも展開。新たにPLMデータ以外にも、生産ラインのセンサーデータなども活用した製造業向けアプリとして「ThingWorx Controls Advisor」「ThingWorx Asset Advisor」「ThingWorx Production Advisor」の3つを紹介した。
ThingWorx Controls Advisorは、制御担当者が生産ラインからの情報をリアルタイムに監視するためのもので、障害や異常などの検知やその原因究明に役立つ情報を可視化してくれるという。そして、ThingWorx Asset Advisorは製造設備/機器などの保全情報をリアルタイムに可視化するもので、メンテナンスに必要な情報を提供してくれる。ThingWorx Production Advisorは、工場長(管理者)向けのダッシュボード機能を提供するもので、稼働/生産状況や品質といった製造現場における各種KPIについてリアルタイムに可視化する。これらの製造業向けアプリケーションはThingWorxのスマートコネクテッドオペレーションのパッケージで活用できる他、スタンドアロンでも購入可能だという。
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