デジタルは、生産現場の装置の情報を有効活用するデータ収集機器「マルチ・データボックス」のハイエンドモデルを発売した。制御機器と接続してデータを収集し、イーサネットなどでオフィスPCへデータを配信する。
デジタルは2017年3月13日、生産現場で稼働する装置の情報を有効活用するデータ収集機器「マルチ・データボックス」のハイエンドモデルを発売した。生産現場の制御機器と接続してデータを収集し、USBやイーサネットを用いてオフィスのPCへデータを配信する。
マルチ・データボックスは、新旧装置のデータをコストや手間をかけずに活用するべく開発されたゲートウェイ端末だ。今回発売されたハイエンドモデルは、ダブルイーサネットを搭載した「SP5000」シリーズのボックスモジュールとDINレール取り付けアダプターを組み合わせた端末で、情報系と制御系のネットワークセグメント化が可能となる。Windowsアプリを活用でき、プログラムを使わずにPLC、温調計、インバータ、ロボットなどの各種機器と接続可能だ。
また、推奨ソフトウェアと組み合わせれば、PCを使わずとも装置間のデータ共有やタブレットでのモニタリングができる。加えて、大型モニターにHMI画面を出力できるDVIインタフェースを搭載。同時に4つの異なるプロトコルが動作可能なプロトコルコンバータとして、プロトコルを統一化できる。
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