オムロンは、複数の制御要素をつないで1つのソフトウェアで制御・管理する「Sysmacオートメーションプラットフォーム」のラインアップを拡充し、エントリーモデルのマシンオートメーションコントローラー「NX1P」を発売した。
オムロンは2016年10月、複数の制御要素をつないで1つのソフトウェアで制御・管理する同社の「Sysmacオートメーションプラットフォーム」のラインアップを拡充し、エントリーモデルのマシンオートメーションコントローラー「NX1P」を発売した。EtherCATポートを内蔵し、最大8軸のサーボシステムを制御できる。
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モーション制御機能は最大4軸まで適用可能で、同期制御を実現し、設備の高速・高精度化を図ることができる。また、EtherCATにより、1つのケーブルで入出力機器やモーション機器、画像処理システム、セーフティコントローラーを接続し、各機器の状況を把握する。CPUユニットのみで、高速モーション制御とリモートI/O制御が行えるEtherCATマスター機能も内蔵。EtherNet/IPで上位のPCや他設備のコントローラーとデータを共有することも可能だ。IO-Linkマスターユニットを装備すれば、センサー・データを監視して異常検知や状態監視も行えるという。
本体の端子台には、プッシュインPlus端子台を備えた。拡張ユニットにも同端子台を搭載した「NX」シリーズのI/Oユニットを採用しており、配線時の工数を削減できる。LD命令実行時間は3.3nsで、算術命令実行時間は70nsから。1台のコントローラーにシーケンス制御とモーション制御を統合したほか、位置制御機能を内蔵したことで、CPUユニットと位置制御ユニット間の通信時間のロスを削減できる。
上位機種の「NX7/NJ5/NJ3/NJ1」とは共通の命令語を採用。小規模設備から高性能設備まで、同じプログラムを共有できるとしている。
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