シード・プランニングは、「コミュニケーション&テレプレゼンスロボット」に関する調査を実施し、結果レポートの概要を発表した。
サービスロボットの中でも、同じ場所で人と会話したり、情報を入手したりできる「コミュニケーションロボット」、そして離れた場所にいる人がインターネットなどを介して操作し、その人の代わりにそこにいる人々と会話したり、遠隔地から作業を行ったりできる「テレプレゼンスロボット」が、さまざまな分野で普及しつつある。
特に、米国のような広大な国土を有する地域では、経費削減/時間短縮を目的にビデオ会議やテレワークが行われているが、「ビデオ会議などよりも親近感が湧く」との理由から、コミュニケーション&テレプレゼンスロボットに注目が集まっているという。また、介護や育児などの理由で在宅勤務をしている人たちにとって、在宅/遠隔でコミュニケーションが行えるテレプレゼンスロボットの存在は大きく、今後の普及が見込まれている。
こうした市場背景を受け、市場調査・コンサルティング会社であるシード・プランニングは、「コミュニケーション&テレプレゼンスロボット」に関する調査を実施し、結果レポートの概要を発表した。
なお、テレプレゼンスロボットに関しては、映像を基に遠隔地との双方向コミュニケーションができる「テレプレゼンス」、離れた場所にいるロボットと感情共有ができ自分の分身のように操作できる「テレイグジスタンス」、有線/無線通信を介して操作できる「遠隔操作」に分類されるため、今回は「Double」や「Beam」などのように映像でコミュニケーションが行えるテレプレゼンス(ロボット)を対象に行われた。
以下、調査結果の概要を紹介する。
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