日本テキサス・インスツルメンツは、最大入力電圧65V、出力電流150mAのDC-DC同期整流降圧型コンバーターを発表した。
日本テキサス・インスツルメンツは2016年5月、最大入力電圧65V、出力電流150mAのDC-DC同期整流降圧型コンバーターを発表した。ライアップは、産業用グレードの「LM5165」と車載グレードの「LM5165-Q1」で、いずれも静止時電流(Iq)は10.5μAとなる。
動作電圧範囲は3〜65Vで、パルス周波数変調(PFM)制御モードとコンスタントオンタイム(COT)制御モードを搭載している。1〜10mAの軽負荷電流時の変換効率は90%と高く、常時通電のアプリケーションにおいて、電池動作時間を延長できるという。プログラマブルの電流制限機能により、インダクターのサイズも縮小できる。接合部温度は最大150℃で、従来品より高い周囲温度で動作する。
また、100%のデューティサイクルにより、LDOオペレーションが可能。ハイサイド(高圧側)制御にPチャネルMOSFETを採用したことで、ブートストラップダイオードとコンデンサーを不要にした。オプションで固定出力電圧3.3Vと5Vを提供するため、外付けの帰還抵抗による分圧回路を不要とし、原材料費を低減できる。
両製品とも、3×3mmの10ピンVSONパッケージで提供され、1000個購入時の参考単価はLM5165が1.35米ドル、LM5165-Q1が1.58米ドルとなっている。
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