IDTは、大容量電源システムの最適化やモニタリング、制御を可能にするデュアルフェーズ高性能デジタル電源コントローラ「ZSPM1363」の出荷を開始した。
IDTは2016年4月、大容量電源システムの最適化やモニタリング、制御を可能にするデュアルフェーズ高性能デジタル電源コントローラ「ZSPM1363」の出荷を開始した。第2世代のデジタルPWM(パルス幅変調)コントローラで、通信/サーバ/ストレージ/FPGA/インフラストラクチャなどのアプリケーションに対応するという。
ZSPM1363は、拡張型ワンタイムプログラマブル(OTP)メモリを備え、複数のアプリケーション構成に対応する記憶領域を搭載している。再利用が容易で設計時間を短縮するほか、必要な外部コンポーネントが少なく、システムコストを低減できる。
また、プログラミング後でも負荷状態の変化に対応できる、シンプルなレジスタベースの補償調整機能を搭載。これにより、チップ自体の再プログラミングを不要としている。マルチプログラマブルな補償アーキテクチャにより、高速トランジェント応答と低リップルの定常特性も両立した。
パッケージは5×5mmの32ピンQFNで、動作温度範囲は−40℃〜125℃である。
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