パナソニック アビオニクス CSS
ボーイング新型旅客機「B777X」のキャビンサービスシステムに採用
パナソニック アビオニクスの「キャビンサービスシステム(CSS)」がボーイングの新型旅客機「B777X」型機に採用された。
パナソニックは2016年3月23日、米国子会社のパナソニック アビオニクス(Panasonic Avionics)が、ボーイング(Boeing)の新型旅客機「B777X」型機向け「キャビンサービスシステム(CSS)」の納入業者として選ばれたことを発表した。
同社製CSSは、「機内アナウンス(Passenger Address)」「機内通話(Cabin Interphone)」「機内環境制御」といった航空機のキャビン(客室)における主要機能を提供。拡張性が高く、ソフトウェアによる機能変更が容易なイーサネット通信をベースとしたネットワークシステムである。また、キャビン内の照明や機体内のネットワークを通じて、機内エンタテイメントや機内通信などのシステムを制御/統合するものである。現在、全ての「B787ドリームライナー」と「B747-8インターコンチネンタル」の機体に、同社CSSが導入されている。
今回新たに納入が決まったボーイングのB777X型機は、エンジン2機を搭載した世界最大かつ最も効率的なジェット機として知られており、320機以上の確定注文を受けている。B777X型機のキャビンインテリアは、大きな窓と広いキャビン、新たな照明に加え、同社のCSSで制御される電子機器により強化されたアーキテクチャを有しているという。
今後20年間の民間航空機市場は?
ボーイングが2015年6月に発表した「2015年最新市場予測」によると、今後20年間の新造民間航空機の需要は機数ベースで3万8050機、金額ベースで5兆6000億ドルになる見通しだという。
民間航空機の運航機数は、2014年の2万1600機から2034年に4万3560機に倍増。新造民間航空機3万8050機のうち58%がこの期間に納入され、市場の成長を支えるものとみられている。
同予測では、小型ワイドボディー(200~300席)、中型ワイドボディー(300~400席)、大型ワイドボディー(400席以上)からなるワイドボディー機の需要は、合計で8830機になると予測。中でも「787-8」「787-9ドリームライナー」に代表される200~300席クラスの小型ワイドボディー機が主流になるだろうとしている。また、市場のニーズが大型機から「787」型機や「777X」といった効率性の高い双発機に移行する傾向が継続しているとしている。
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