自動車用大型部品の試作・量産に
GEアディティブ、コイワイから大型金属3Dプリンタ「X LINE 2000R」を国内初受注
GEアディティブは、コイワイから大型金属3Dプリンタ「X LINE 2000R」を受注したことを発表した。コイワイが2019年2月に新設する工場(宮城県柴田郡大河原町)に導入され、自動車用の大型部品の試作および量産に利用される計画である。
GEアディティブは2018年10月15日、コイワイから大型金属3Dプリンタ「X LINE 2000R」を受注したことを発表した。
コイワイが2019年2月に新設する工場(宮城県柴田郡大河原町)に導入され、従来の小型・中型機では困難だった自動車用の大型部品の試作および量産に利用される計画である。なお、X LINE 2000Rの受注は国内で初だという。
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大型の機能部品をデジタルデータから直接製造
X LINE 2000Rは、大型造形(800×400×500mm、容積160リットル)を実現するレーザービーム方式(DMLM:Direct Metal Laser Melting)の金属3Dプリンタで、大型の機能部品をデジタルデータから直接製造できる。アルミやチタンといった反応性材料にも対応し、1000W(ワット)のレーザー2台により、1時間当たり最大120ccもの高速造形が可能である。
造形モジュールを2台標準装備し、回転移動することで造形と取り出し(ハンドリング)を同時に行うことができ、高い生産性を実現する。また、大型装置として長時間安定して稼働できるよう、材料となるパウダーの自動供給装置も装備する。
コイワイは、国内の自動車および部品メーカー向けに、エンジン部品をはじめとする自動車関連の部品を製造する他、航空宇宙、医療用インプラント、一般産業機械向けに市場を開拓している。2017年には、双日と設立した日本積層造形(JAMPT)に金属3Dプリンティング事業を移譲し、さらなるビジネス拡大を進め、2019年にインド工場の開設を計画するなど、国内のアディティブ製造業界において豊富な経験とノウハウを有する。
今回の発表を受け、コイワイ 代表取締役の小岩井豊己氏は「当社は創業以来、試作鋳物作りに軸足を置きつつ、3Dプリンタを活用して試作から量産へとスピーディーなモノづくりを追求し、鋳造業界に新たなビジネスモデルを確立してきた。そして、現在は東北において、金属3Dプリンタを使った量産へ向けた事業に注力。今回、X LINE 2000Rの導入により、大型部品の試作および量産化が可能となり、自動車業界や航空宇宙業界などの顧客ニーズにより的確に応えることができる」と述べる。
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