TechFactory通信 編集後記
完全自動運転、実現したらクルマの中で何したい?
日本人の皆さんはお疲れのようですね……。
「自動運転」は、自動車業界における注目トピックの1つといえるでしょう。
ご存じの通り、自動運転には0~5までのレベルが定義されています。詳細は割愛しますが、レベル0は自動運転機能を搭載しない一般的な車両、レベル1は自動ブレーキシステムや加減速を支援するACC(Adaptive Cruise Control)などの運転支援機能を備えた車両が該当します。このレベル1がハンドル操作、加減速などの“いずれか”を支援するものであるのに対し、レベル2はハンドル操作、加減速などの“複数”を車両が支援する部分運転自動化を実現します。現時点では、レベル1~2の自動運転機能を搭載したクルマが主流で、ドライバーが周囲の状況をきちんと把握した上での支援的な意味合いが強い自動運転技術といえます。
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完全自動運転、実現したらクルマの中で何したい?
多くの方が「自動運転」と聞いて想像するものは、恐らくレベル3以上の自動運転になります。今まさに自動車メーカー各社がこぞって研究開発に取り組んでいる領域です。特に最上位のレベル5に関しては完全自動化を実現する段階で、レベル3、4が一部条件付きの自動運転であるのに対し、システムが自律的に車両を制御してくれます。
この自動運転でよく議論されるのが「どこまで必要なのか?」という点です。それなりに運転することに楽しさを感じている筆者としては、現時点で主流のレベル1~2で十分に感じますが……。皆さんはいかがでしょうか。
先日、矢野経済研究所が「日米欧における自動運転の消費者ニーズ調査(2017年)」の結果を発表していました。詳細はプレスリリースや関連記事をご覧頂きたいのですが、この中で興味深かったものが、「自動運転中にクルマで何をしたいか」という設問に対する回答です。
日米欧の回答を比べてみるとそれぞれ特徴があり、日本の上位3つは「仮眠」(47.0%)、「同乗者との会話・打ち合わせ」(43.8%)、「食事」(31.0%)。これに対して米国は「同乗者との会話・打ち合わせ」(49.8%)、「食事」(34.2%)、「娯楽(映画、ゲーム、本)」(33.8%)で、欧州は「同乗者との会話・打ち合わせ」(57.9%)、「仮眠」(41.8%)、「娯楽(映画、ゲーム、本)」(32.6%)という結果でした。
完全自動運転の実現により、“運転時間=自由時間”というようにクルマによる移動そのものの概念が大きく変わる可能性があります。この結果は各国の生活習慣や価値観を反映したものだと思われますが、日本の最多回答が「仮眠」とは……。
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