DisplayPort USB Type-C ALT Mode
USB ALT Modeも実装可能な「DisplayPortの最新」と製品化における留意点(3/6 ページ)
v1.4から始まったUSB Type-Cの採用
デジタルインタフェースでは、コネクターとケーブルの取り扱い易さも重要な要求項目である。もちろん信号を劣化せず安定に通信を行えることはもちろんだが、省スペース、脱着のしやすさ、ケーブルの取り回し(ケーブル径、柔軟性)が優れていることも要求される。
比較的大型のPCやディスプレイに使用する際は現状のDPコネクターでも十分と思われるが、ますます小型(薄型)化されるラップトップPCやタブレット、スマートフォンなどのモバイル端末、モバイルプロジェクタ、ヘッドマウントディスプレイでは、Mini DPコネクターですら敬遠される。また本体の小型化によって搭載できるコネクター数も限られ、ディスプレイ専用のポートを持つことも許されなくなってきている。
USB IFからリリースされたType-Cコネクターは、デジタルインタフェースの世界に革命を起こしそうだ。USBコネクターの発展系として登場したType-Cコネクターは、USBの標準コネクターとして普及すると思われるが、この小型コネクター規格の大きな特徴はUSB以外の用途に使用できるよう解放されている点である。
USB Type-CのALT Modeを使用することにより物理層を他のインタフェース規格で利用することが可能となった。そのためDP1.4ではインタフェースコネクターとして、従来のDPコネクターに加え、Type-CをALT Modeで使用することにした。
Type-CはUSB 3.1とほぼ同時にリリースされた規格で、USB 3.1を含む将来のUSBをサポートするケーブル・コネクター規格である。高速化対応として従来のUSB 2.0ラインに加え、SuperSpeed用として差動4ペアの信号線が追加されている。このラインはUSB 3.1 Gen2の10Gbps/レーンをカバーしており、DisplayPort HBR3 8.1Gbpsを問題なく通すこともできる。
Type-Cの4ペアのライン(TX1、RX1、TX2、RX2)は、USBでは10Gbpsの双方向パス2系統として構成される。、DisplayPort ALT Modeでは、4本全てのパスをソースからシンクへの一方向パスとして使用し、HBR3 x 4レーンの構成を実現する。またUSB 3.1用に2レーン、DisplayPort用に2レーンといったUSB 3.1/DPの同時使用も可能である。コネクター中には3.1用のパスとは別にUSB2.0用のパスも独立して用意されているため、DP×4レーン + USB 2.0の同時使用も可能である。
今後、USB Type-Cは、いろいろなインタフェース規格を取り込み、PC、モバイル端末、その周辺端末用の主要コネクターとして採用されることと予想される。もちろんDisplayPortにおいても主流コネクターとなるであろう。
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