DisplayPort USB Type-C ALT Mode
USB ALT Modeも実装可能な「DisplayPortの最新」と製品化における留意点(6/6 ページ)
HBR3 テスト
早期認証プログラムでのHBR3を実装した機器のテストは、自動リンクトレーニングツールが間に合わないため、レファレンス・ソース、レファレンス・シンクを使用し手動でテストを行っている(自動リンクトレーニングツールがまだ市場に存在しないためだ。早期出荷が期待される)。
HBR2までのデータレートでのテストはソース、シンク機器とも、DP1.2CTSを使用している。HBR3では既に測定器メーカーより評価システムが発表されているため、HBR3の物理層自体の検証は可能であり、リンクトレーニング部を自動化した、自動評価システムが要望されている。なおHBR3のRXテストにおいても、エラーカウンタのAUXチャネルによる読み込みが行われる。そのためDPCD(Display Port Configuration Data)の完全な実装が要求されている。
コンプライアンステストは、ある閾値をクリアするか否かのテストである。基本的に閾値に対してのマージンについて触れることはない。しかし実際の設計検証においては、このマージンが重要なテスト項目であり、実質的製品性能・現場での安定性の指標といえる。
測定器
DisplayPortの測定自体は今までの延長として考えてよいが、HBR3の高速化に対応し計測器の高速化を考える必要がある。計測器メーカーからは、高速化に対応できる十分な性能を持ったオシロスコープ、BERT、テスト冶具が発売されているので、計測器メーカーの情報を参考にして欲しい。
Type-C Alt Modeの製品への投入には、USB関連の測定器を用意する必要がある。USB 3.1対応の測定器は、HBR3の周波数帯域とほぼ同じ帯域になるため、基本的には共用可能である(詳細は計測器メーカーに問い合わせていただきたい)。
USB PowerDeliveryの検証には、オシロスコープに合わせ、専用のコントローラーが必要となるが、グラナイトリバーラボからは専用テストコントローラー「GRL-USB-PD-C2」が発売されている。これはPowerDeliverly Rev3.0のCTSをカバーし、オシロスコープと連動して自動測定を可能とするものである。またDisplayPort Alt Mode試験にも対応しており、Type-Cコネクターを搭載した製品の評価に、用意しておきたい装置といえる。
Granite River Labs(GRL)について
Granite River Labs(GRL)は、高速インタフェースにおけるデザインや認証試験における問題の解決を支援するエンジニアリングサービスとテストオートメーションを提供する世界的なリーディング企業です。今日、GRLは試験施設とR&Dセンターを世界的に展開し、テストサービスを通じて、数百にのぼる企業の開発支援に携わっています。詳細につきましては、www.graniteriverlabs.co.jpをご覧ください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
特集(エレクトロニクス)
「エレクトロニクス」関連の特集記事です。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] AIで脱炭素計画を最適化、初年度からエネルギーコストとCO2を削減する方法 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の開発動向、日本の投資戦略やコスト目標の見通しは?
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:フィジカルAIが生み出す新たな「設計思想」――電子版2026年8月号
-
2
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
3
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part4)
-
4
一時は時価総額トヨタ超え キオクシア2026年度の動向
-
5
微細配線間の絶縁劣化をどう捉える? 先端パッケージ評価の最前線
-
6
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part1)
-
7
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:2026年上半期の半導体業界を振り返る――電子版2026年7月号
-
8
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part3)
-
9
CADツールの見直しは本当に必要? 切り替えの理由と効果を7つの質問で検証
-
10
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part2)
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー