プロトラブズ 新工場見学ツアー
競争力アップにつながる短納期オンライン試作を実現するのは「ICT」と「人」だった(2/2 ページ)
製造能力が格段にアップした新工場での製造設備
現在の拠点に移転してからの製造キャパシティーは、射出成形で年産1500型以上(従来比50%増)、樹脂成形実績で800種類以上。そして、切削加工で4万5000パーツ以上(従来比50%増)となっており、顧客数で2200社以上が同社サービスを活用しているという。また設備についても増強を図っており、CNCマシニングセンター32台(従来比8台増)、CNC旋盤3台(従来比1台増)、射出成型機11台(55~350tまで)を備えている。
同社は、欧米で展開中のサービスに追従すべく、対応素材の拡充や新サービスの提供などにも力を入れている。直近では、射出成形サービスにおいて2種類の材料の組み合わせが可能な「2色成形サービス」(標準納期:15営業日)を展開。さらに、切削加工サービスではステンレス鋼(SUS304/SUS316)の取り扱いも開始している(標準納期:5営業日)。
“第3の製造サービス”として3Dプリンティングサービスを国内展開
さらに、プロトラブズ 社長のトーマス・パン氏が日本での事業展開において念願だったという「ISO9001」「ISO14001」「ISO27001」の取得についても準備を進めており、2017年3月ごろをめどに取得できる見込みだという。
そして、2017年の大きな目玉としては、欧米で既にサービス展開を行っている3Dプリンティングサービスを開始する計画だ。従来の射出成形、切削加工サービスに次ぐ、“第3の製造サービス”として国内展開すべく、現在どの造形方式の3Dプリンタを、どのような順番で導入していくかを検討しているという。ちなみに、欧米では現地の関連企業などを買収して粉末焼結(SLS)方式、光造形(SL)方式、ダイレクトメタル焼結(DMLS)方式での3Dプリンティングサービスを提供している。日本国内での展開がどのような形式になるのかは現段階では分からないが、2017年末ごろまでにはいずれかの造形方式でサービスを開始する予定だという。「当社が提供する3Dプリンティングサービスは、単に形状を確認するようなものではなく、限りなく実用途に近づけた造形が行える“プロ向けのサービス”として提供する。また、3Dプリンティングから入り、切削加工、射出成形へとステップアップして、当社のサービスを幅広く活用いただけることを期待している」(パン氏)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
特集(メカ設計)
「メカ設計」をメインテーマに、モノづくり関連セミナー/ワークショップのレポートや開発者インタビューなどを多数掲載。現場課題の解決や、さらなる成長に向けた第一歩を踏み出すためのヒントを提示します。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] AIで脱炭素計画を最適化、初年度からエネルギーコストとCO2を削減する方法 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の開発動向、日本の投資戦略やコスト目標の見通しは?
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:フィジカルAIが生み出す新たな「設計思想」――電子版2026年8月号
-
2
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
3
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part4)
-
4
一時は時価総額トヨタ超え キオクシア2026年度の動向
-
5
微細配線間の絶縁劣化をどう捉える? 先端パッケージ評価の最前線
-
6
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part1)
-
7
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:2026年上半期の半導体業界を振り返る――電子版2026年7月号
-
8
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part3)
-
9
CADツールの見直しは本当に必要? 切り替えの理由と効果を7つの質問で検証
-
10
新入社員に読んで欲しい鉄鋼材料の基礎知識まとめ(Part2)
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー