プロトラブズ 二色成形サービス
国内正式開始、オンライン射出成形サービスで2種類の材料の組み合わせが可能に
プロトラブズは、同社が展開する射出成形サービスにおいて、2種類の材料の組み合わせが可能な「二色成形サービス」の国内展開を2016年10月24日から開始した。
オンライン試作サービスを展開する米Proto Labsの日本法人であるプロトラブズ合同会社は2016年11月2日、同社が展開する射出成形サービスにおいて、2種類の材料の組み合わせが可能な「二色成形サービス」の国内展開を、同年10月24日から開始したことを発表した。
二色成形対応は、25個からの小ロット生産に適した射出成形サービスの拡張で、2個の金型を使って成形したパーツを、熱融着により組み合わせて製造を行う。プロトラブズ独自のデジタルマニュファクチャリングシステムの活用により、二色成形サービスにおいても15日の短納期を実現しているという。
「二色成形サービス」がもたらす3つのメリットとは?
製作には、一次側部品と二次側部品およびアセンブリされた状態の計3種類の3D CADデータが必要となる。プロトラブズのWebサイトから3D CADデータをアップロードした後、一次側、二次側それぞれのパーツに対する見積書と製造性の解析結果を確認できるURLがメールで送られ、従来通りに見積もりWebシステム「ProtoQuote」から材料や数量などの条件設定や、製造性の解析結果の確認・調整などを行い、発注が行える。
実際の製造プロセスでは、一次側の金型でパーツを成形した後、これを二次側の金型に組み込み、2つ目の材料を充填(じゅうてん)する。材料は約40種類の樹脂材料から選択できる他、ユーザーが指定する支給材料にも対応する。
試作パーツの製作に二色成形サービスを活用するメリットは、大きく3つある。
1つ目は、「コスト削減」だ。従来別々に成形し、それぞれ接着や組み立てを行っていたパーツを一度に製造できるため、パーツを組み立てる工数とそれに伴うコストが大幅に軽減される。
2つ目は、「高いデザイン性」である。2種類のパーツを組み合わせてツートーンカラーを表現するなど、デザインの自由度が格段に向上する。
そして3つ目は、「グリップや耐衝撃性の向上」だ。製品の筐体部品を硬めの樹脂材料で成形した後に、グリップ部のみ軟らかい樹脂材料で覆うことで、滑り止め機能を持たせることや、耐衝撃性を向上させることが可能となる。
なお、異なる材料同士がはがれないように製造するためには、密着性の良い材料の組み合わせを選ぶことに加え、形状的に結合させる考慮が必要となる。プロトラブズの公式サイトでは、最新の材料リスト、樹脂同士の密着性、対応サイズ、予測公差、形状的な結合など、設計に関する詳細情報が公開されている。
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