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「ARMコアの普及」(前編)――AppleとNokiaに見初められたプロセッサIP(1/2 ページ)

ソフトバンクによる買収で知名度を上げたARMだが、ARMが扱う「CPUの設計図」である「ARMコア」の用途はスマートフォンに限るものではなく、さまざまな分野で利用されている。なぜ「ARMコア」は広まったのか。

» 2017年07月18日 09時00分 公開
[大原 雄介TechFactory]

 最近はARMコアがごく一般的に使われるようになってきた。ソフトバンクによる買収のおかげ(?)で、ARMという会社そのものの認知度も上がってきた感があるし、コアそのもののバリエーションの多さと性能/消費電力レンジの広さもあって、携帯電話やスマートフォン以外に使われることも多くなってきた。

 ここでは、どうしてARMコアがここまで普及したのかという話をしたい。


出発は「Acorn RISC Machine」、AppleとNokiaに見初められたIP

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