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» 2016年07月21日 12時00分 UPDATE

National Instruments Multisim Live:回路設計ソフトウェア「Multisim」のWeb対応版を発表

日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、Webベースで回路図の入力とシミュレーションが行えるSPICEシミュレーション環境「Multisim Live」のβ版を発表した。

[TechFactory]
SPICEシミュレーション環境「Multisim Live」 SPICEシミュレーション環境「Multisim Live」のイメージ(出典:日本ナショナルインスツルメンツ)

 日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は2016年7月20日、Webベースで回路図の入力とシミュレーションが行えるSPICEシミュレーション環境「Multisim Live」のβ版を発表した。

 Multisim Liveは、NIがデスクトップ環境向けに提供してきた「NI Multisim」をインターネット接続されたWebブラウザ上で利用できるように拡張したもの。対話形式で操作が可能で、時間や場所を問わず、PCやタブレット端末のWebブラウザから回路設計についての学習を進めたり、解析を行ったりすることができる。

 Multisim Liveの特長としては、クラウドコンピューティングにより豊富なアナログシミュレーション機能を利用できること、シミュレーションを実行しながら回路のパラメーター変更が可能なことなどが挙げられる。さらに、大手半導体メーカーの製品に対応するSPICEモデルをサポートしている点も特長である。

 想定される主な利用者は、回路設計の基礎教育に携わる教員や学生。理論から実践へと短期間で学習を進めることが可能で、学生は既存のシミュレーションを使って学習した後、自分自身で設計した回路を所属するコミュニティーの仲間や教員、企業の設計者らと共有したり、共同で作業を行ったりすることもできる。また、回路や機器の設計を担当する企業の技術者にとってもデスクトップ版のMultisimを補完する便利なツールであるという。

 なおMultisim Liveは、デスクトップ版のMultisimの他、「Analog Discovery」(Digilent製)や「NI ELVIS(Educational Laboratory Virtual Instrumentation Suite)」といった学生向け計測機器を含む、一連の実践型教育ソリューションの構成要素でもある。


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