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Faraday Technology、パッケージ設計期間を最大60%短縮ケイデンス OrbitIO/SiP Layout

Faraday Technologyは、ケイデンス・デザイン・システムズの「OrbitIO Interconnect Designer」と「SiP Layout」を採用し、パッケージ設計時間を従来手法と比較して、最大60%短縮した。

» 2016年05月11日 12時00分 公開
[TechFactory]

 ケイデンス・デザイン・システムズ(以下、ケイデンス)は2016年5月4日(米国時間)、ファブレスASIC/SoCおよびIPプロバイダーであるFaraday Technologyが、ケイデンスの「OrbitIO Interconnect Designer(以下、OrbitIO)」と「SiP Layout」を使用して、パッケージ設計時間を従来の手法と比較し、最大60%短縮したことを発表した。


 OrbitIOおよびSiP Layoutの活用により、IC/package/PCBにおける、配線設計の自動化と最適化が可能になるという。また、この機能により、Excelシートを使用する従来の手法と比較し、配線性やシグナルインテグリティ、パワーインテグリティのパフォーマンス向上を含む配線経路の最適化が可能となる。

 このマルチサブストレート配線経路設計では、設計プロセスの初期段階でさまざまなトレードオフを検討し決定することにより、複雑なサブストレート構造の最適化とコストの最小化を図り、設計全体の最適化を促進。さらに、このプロセスを実装することにより、従来多くのイタレーションによって数日から数週間を費やしていたExcelシートベースのバンプ/ボールのマッププラニングを、OrbitIOの統合マルチファブリック環境を使用してイタレーションを最小化し、数時間に短縮することに成功したという。

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