ニュース
» 2016年02月23日 17時46分 UPDATE

東陽テクニカ ROTOTEST Energy:専用施設の建設が不要に、可搬型の実車走行模擬試験システム

東陽テクニカは、Rototestのハブ結合式シャシーダイナモメーターシステム「ROTOTEST Energy」の取り扱いを開始した。

[八木沢篤,TechFactory]
Rototestのハブ結合式シャシーダイナモメーターシステム「ROTOTEST Energy」 Rototestのハブ結合式シャシーダイナモメーターシステム「ROTOTEST Energy」

 東陽テクニカは2016年2月22日、スウェーデンに拠点を置くRototest社との国内総代理店契約を締結し、同日よりRototestのハブ結合式シャシーダイナモメーターシステム「ROTOTEST Energy」の販売開始を発表した。

 排ガスと燃費性能を含む動力性能評価や振動騒音評価などで用いられるシャシーダイナモメーターシステムは、試験ベンチでの実車両を使った走行模擬試験を行うために利用される。これまでは、車両のタイヤをローラー上に配置するローラー式ダイナモメーターによる試験設備が一般的であり、導入のために専用施設の建設が必要で大掛かりなものであった。そのため、実車走行模擬試験設備を短期間で複数導入することが困難であり、近年の多種多様な試験要件に応えることが難しかったという。

 これに対し、独自特許技術を多数用いて開発されたRototestのROTOTEST Energyは、台車(可搬型台車機構)で必要な場所に持ち運ぶことが可能で、試験現場で簡単にセットアップできるのが特長である。従来必要であった専用施設の建設も不要になり、時間、コスト、スペースなどの課題を解決でき、多種多様な試験要件を満たすシステムの導入が容易に行えるという。

 ROTOTEST Energyは、走行模擬試験中にステアリング操作も行えることから、昨今複雑化が進む自動車開発において走行時の動力性能(排ガスや燃費性能を含む)や車両運動制御、制動性能などの評価を、テストコースにおける走行試験から、フラットフロアの試験現場を活用した簡便な実車両走行模擬試験へ移行することができるため、各種評価試験の効率化に貢献できるとする。

 標準価格(税別)は8000万〜4億円(システム構成やモデル、オプションにより異なる)。初年度の販売目標は1億6000万円で、次年度の目標は3億円を掲げる。

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.