富士通、「COLMINA」とエッジ製品との接続を認定する接続認定制度を開始:COLMINA Ready Program
富士通は、製造業のさまざまな情報をつなげるデジタルプレース「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA(COLMINA)」の接続認定制度「COLMINA Ready Program」を発表した。
富士通は2018年6月20日、製造業のさまざまな情報をつなげるデジタルプレース「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA(COLMINA)」の接続認定制度「COLMINA Ready Program」を発表した。同月より本格運用を開始し、2020年度末までに累計200機器の認定を目指す。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoT時代にこそ、日本のモノづくりが世界で強みを発揮する
» 今こそ考えたい製造業IoTのセキュリティリスク
» 組み込み/IoT機器開発で使えるWindows
COLMINAは、設計から製造、保守など、製造業における各種情報をつなげるプラットフォームだ。今回発表した接続認定制度では、製造現場の機器やセンサー、ゲートウェイ、ソフトウェアなど、IoT(モノのインターネット)システムのエッジ領域製品とCOLMINAとの接続を確認し、検証済みであることを認定する。
検証作業では、同社が提供するCOLMINAの仕様書と検証環境を使って対象製品とCOLMINAの接続を構築し、データを検証する。一連の作業は同社技術者がサポートし、数週間〜1カ月程度で認定が完了する。その後、Webサイトに認定情報が掲載される。
認定済みの製品とCOLMINAを組み合わせることで、エッジ領域製品とCOLMINAを使ったIoTシステムを短期間で実現可能になる。これにより、開発・検証作業の時間と労力を低減できる他、短期間で製造現場での製造情報や設備稼働情報を取得する仕組みを構築できるとしている。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 「カイゼン」を中心にデータ活用が進む製造業、課題はROIと人材
» 製造業大手15社に聞いたIoT導入の“いま”、求められる技術者像も多様化
» IIoTがもたらす未来、国内製造業のガラパゴス化を解消するには?
» IoTシステム構築の第一歩は「計測」から!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 原価管理機能を強化した製造業向け生産管理システム、中堅・中小製造業へ拡販
日立システムズは、製造業向け基幹業務パッケージ「FutureStage 製造業向け生産管理システム」の機能強化を発表。事業計画に沿った正しい目標原価の計画を支援する標準原価のシミュレーション機能や、標準原価と実際原価の差異分析機能などを追加した。 - 人とマシンの協業を高次元で実現するIoT向けアプリ開発プラットフォーム
キヤノンITソリューションズは、米Vantiqの次世代アプリケーション開発プラットフォーム「VANTIQ(バンティック)」の提供を開始する。 - ISID、故障予知における“センサー設計の最適化”を支援する「MADe PHM」提供開始
電通国際情報サービス(ISID)は、PHM Technologyが手掛けるセンサーアーキテクチャ最適設計、検証ツール「MADe PHM」の取り扱いを開始した。 - AI活用や統計手法のノウハウをパッケージ化した製造業向け予知保全サービス
日本システムウエア(NSW)は、製造業向け予知保全サービス「Toami Analytics for 予知保全」の提供開始を発表した。 - 技術伝承問題や手間のかかるOJTをAR技術で効率化するサービス「AR匠」
アウトソーシングテクノロジーは、AR(拡張現実)技術を活用した技術伝承サービス「AR匠」の提供開始を発表。製造業や建設業といった“モノづくり業界”を中心とした技術伝承の円滑化を支援する。