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人とマシンの協業を高次元で実現するIoT向けアプリ開発プラットフォーム:キヤノンITS VANTIQ
キヤノンITソリューションズは、米Vantiqの次世代アプリケーション開発プラットフォーム「VANTIQ(バンティック)」の提供を開始する。
IoTやAIを活用したシステム構築の課題を解消
キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は2018年5月21日、米Vantiqとの間で販売パートナー契約を締結し、イベントドリブン型のアプリケーションを短期構築できる開発プラットフォーム「VANTIQ(バンティック)」を同年6月1日から提供開始すると発表した。
◎工場・製造業の課題解決に向けたIoT活用事例:
» トヨタ元町工場がIoT活用で無人搬送車の復旧作業工数を50%削減
» IoT活用で多品種少量生産工場における作業進捗見える化と作業改善を支援
» IoT活用で経営情報から製造現場の状況までのKPIを可視化する経営ダッシュボード
近年、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)を活用した新たな価値創出に向けて、設計、開発、流通などの各現場で生み出される膨大なデータを、リアルタイムに処理および分析し、それらを価値に還元するシステム構築を柔軟かつ早期に実現することが求められている。
こうした市場ニーズに応えるべく、キヤノンITSはIoTを活用した新たな価値を短期創出するためのツールとしてVANTIQの取り扱いを開始し、併せてVANTIQを中心としたシステム構築サービスを提供する。
「VANTIQ」により、高次元な人とマシンの協業を実現
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