連載
設計者CAEの“What”と“How”――そもそも構造解析で何がしたいのか?:設計者CAEは普通の解析と何が違う?(8)(2/2 ページ)
「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。連載第8回では、設計者CAEに取り組む上で考える必要がある「What」と「How」について取り上げます。
構造解析ツールとは
構造解析ツールは、図4のような仕組みで構成されています。筆者が使用する「SOLIDWORKS Simulation」「FJKSWAD」も同様です。先ほど紹介した材料特性設定はプリ処理部の機能となります。解析の良しあしの方向性は、このプリ処理部で決まります。そもそも、形状定義や諸条件の設定はこのプリ処理部にしかありません。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 設計者が実施すべき解析“3つ”のポイントと最新CAE技術動向
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» クラウド型CAE、設計・解析者の約50%がコスト削減、解析速度/品質向上に期待
(1)材料特性
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