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エンジンから個性がなくなる時代TechFactory通信 編集後記

自動車に環境対策や効率化が大切なことは分かっていますが、「個性」も残って欲しいと思うのです。

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「ジムニー」オフィシャルサイト
「ジムニー」オフィシャルサイト

 スズキが軽自動車「ジムニー」のフルモデルチェンジを正式発表しました。詳細はオフィシャルサイトをご覧頂くとして、個人的には2ストローク(2サイクル)エンジンを搭載していた2代目が印象に残っています。

 2代目が走っていた1980年代後半、2ストロークエンジンはバイクでこそまだ一般的でしたが、自動車では採用が見送られつつあり、2代目ジムニーは排気音だけでも異彩を放つ存在でした。

 2ストロークエンジンは4ストロークエンジンに比べて構造上、部品が少ないため小型軽量であり、同排気量ならば高い出力を得ることも容易でした。「小さな本格四駆」をうたうジムニーが2ストロークエンジンを採用していたのは、当時、理にかなった判断だったのでしょう。

TechFactory通信 編集後記

この記事は、2018年7月2日発行の「モノづくり総合版 TechFactory通信」に掲載されたTechFactory担当者による編集後記の転載です。

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 しかし、燃費や環境性能の面では4ストロークエンジンに分があることから徐々に2ストロークエンジンは自動車に採用されなくなり、ジムニーも4ストロークエンジンを搭載することになります。並行してキャブレターもフューエルインジェクションに変更され、「2ストでキャブ」というバイクのような自動車は姿を消しました。


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