ニュース
トヨタが車載Linux「AGL」を車載情報機器に全面採用:Automotive Grade Linux
トヨタが新型カムリで先行していた、車載情報機器へのLinux「Automotive Grade Linux」(AGL)の全面導入を決めた。
The Linux Foundationは2018年1月10日(米国時間)、トヨタ自動車がAutomotive Grade Linux(AGL)を車載情報機器に全面採用すると発表した。
AGLは2017年7月にフルモデルチェンジした新型カムリに採用されているが、この流れが更に加速することになる。The Linux FoundationのAGL担当ディレクター、Dan Cauchy氏は「トヨタがAGLベースのインフォテインメントシステムを全面導入したことで、他メーカーもこれに続くだろう」とコメントしている。
◎「自動車産業」関連記事 〜動向、事例、先進技術、課題〜 など
» トヨタも取り組む次世代モビリティ戦略の一手、「MaaS」とは何か?
» 自動車産業、変革の時代をどう生きる? 未来への処方箋
» 自動運転車の実現に必要な「10の協調」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 既存の車載ソフトウェアとAUTOSAR準拠の車載ソフトウェアとの違い
欧州と日本におけるAUTOSARの実装に向けたさまざまな取り組みも併せて紹介する。 - Automotive Grade Linuxの加盟メンバーに対してHMIツールを提供
エイチアイは、The Linux Foundationのプロジェクト「Automotive Grade Linux」の加盟メンバーに対して、同社の組み込み機器向けUI開発環境「exbeans UI Conductor」の試用ライセンスを提供する。 - コネクテッドカー向け車載Linux開発プロジェクトに日本企業2社が新たに参加
Automotive Grade Linuxはプロジェクトメンバーに、Collabora、エイチアイ、MediaTek、ヴィッツの4社が新たに加わったことを発表した。 - トヨタが法人向けモビリティサービスに本腰、2018年4月に新会社設立
トヨタ自動車は、モビリティサービスの新会社「トヨタモビリティサービス」を設立する。トヨタフリートリースとトヨタレンタリース東京を2018年4月に統合して新会社とする。 - ボッシュの次世代車載カメラ、イメージセンサーはオン・セミ製に
オン・セミコンダクターは、先進運転支援システム(ADAS)で用いる次世代カメラ向けイメージセンサーのサプライヤーとしてRobert Bosch(ボッシュ)に選ばれたことを明らかにした。