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USB ALT Modeも実装可能な「DisplayPortの最新」と製品化における留意点DisplayPort USB Type-C ALT Mode(1/6 ページ)

DP(DisplayPort)は映像出力インタフェースとして高い性能を持ち、更には物理的にUSB Type-Cのコネクターを用いる「USB Type-C ALT Mode」のサポートもあり、一層の普及が見込まれる。ここではDPの最新規格とALT Modeを含む製品実装時の留意点を紹介する。

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DisplayPortの歴史と発展

 画像表示器用データ通信インタフェースのデジタル化は、アナログRGBインタフェース・VGAの置き換えとして生まれたDVI(Digital Visual Interface)をベースとし、民生用のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)が2002年に発表された。PC向けにはDVIの直接的な後継として、DisplayPortがVESAより2005年に発表された。

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ノートPCの側面に映像出力端子として設けられたMini DisplayPort

 DisplayPortはPC向けとして小型化、低コスト化、将来の高速化といった要求に対応したものとなっており、特にビジネス用PCのディスプレイインタフェースとして利用され、超高解像度やマルチディプレイなどの機能を生かした分野での応用が進んでいる。

 2005年に発表されたV1.0では、2.7Gbps/レーン(最大4レーン)で3840x2160 30Hzをサポートできる速度を持っていたが、インタフェースの高速化への要求は、ディスプレイの高解像度化、フレームレートの高速化、色深度の拡張によりより高まってきた。またV1.2から採用されたマルチストリーム転送も、インタフェース速度の高速化を要求することになる。

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