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高機能箔製品の需要拡大に向けて新型設備機器を導入、2017年度中に本操業:JX金属
JX金属は、神奈川県寒川町の倉見工場に新型の仕上げ圧延機と脱脂設備を導入すると発表した。
JX金属は2016年12月、神奈川県寒川町の倉見工場に新型の仕上げ圧延機と脱脂設備を導入すると発表した。仕上げ圧延機は2017年度上期に試運転、下期に本操業を開始する。脱脂設備は、2017年第1四半期に試運転に入り、2017年度上期に本操業に移行する。
新たに導入する仕上げ圧延機は、チタン銅/コルソン合金/りん青銅などのコネクター向け箔製品、次世代電池用圧延銅箔、FPC用圧延銅箔など多品種の製造に対応する。仕上げ圧延機と脱脂設備をそれぞれ1台ずつ導入することで、高機能箔製品のさらなる安定供給を図る。
倉見工場で主に生産している伸銅品を中心とした高機能箔製品は、スマートフォンなどの情報通信機器に多く使われている。製品や部品の小型化、自動車のスマート化、社会のIoT(モノのインターネット)化は今後も進むとみられ、伸銅品の薄肉化がこれまで以上に求められる。さらに、使用される部品点数の増加も見込まれ、今回の新型機導入は、今後予想される高機能箔製品の需要拡大に向けた設備投資になる。
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