エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、2021年12月の動向を拾いつつ、2021年全体を振り返ってみたい。
新年あけましておめでとうございます(この原稿はまだ松の内に書いております。掲載のころにはもう終わってる気がしますが……)。本年もよろしくお願いいたします。
ということで2022年の連載1本目であるが、2021年12月は大きな話はなかったというのが正直なところだ。ただいくつか小ネタはあったのでそれを拾いつつ、2021年全体を振り返ってみたいと思う。
2021年も相変わらずM&Aがいろいろあり、おおむね順調に成立したといえる。また、大型の敵対的M&Aがなかったのも特徴的である。2021年8月の振り返りでも触れているが、理由はさまざまながら買収によって製品ポートフォリオ拡充や新たなマーケットへの足掛かりの構築などを果たしている。大型の買収でいえば、AMDによるXilinxの買収は中国による承認が遅れている関係で2021年中には成立せず、2022年第1四半期になると説明されているが、買収そのものは順調に完了すると見られている。AMDとXilinxは共に業績は順調で、特にAMDは2021年の売上高成長率がトップになる見込みというあたり、合併後の躍進が期待できそうだ。
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