大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
茨の道が広がるMIPS/動き出したWi-Fi 6E/Armの物量戦(2/3 ページ)
FCCが6GHz帯をWi-Fi向けに開放
2020年2月の記事でFCCが6GHz帯をWi-Fiなどに開放する計画が進んでいる事をご紹介したが、同年4月23日にこれに関するOpen Commission Meetingが開催され、予想通り6GHz帯がWi-Fi向けに開放された。
ちょっと細かい話をすると、今回は5925~7125MHzの、トータル1200MHzほどのバンドが対象である。ここは
U-NII-5 : 5925~6425MHz
U-NII-6 : 6425~6525MHz
U-NII-7 : 6525~6875MHz
U-NII-8 : 6875~7125MHz
の4つに分類されているが、このうちU-NII-5とU-NII-7については現状他の用途でも広く使われている。それもあって、U-NII-5とU-NII-7については標準出力のアクセスポイント、U-NII-6とU-NII-8は省電力の屋内専用アクセスポイントに留める(クライアントはU-NII-5~8の全てを利用可能)といった提案がそもそも出されており、これをそのまま受け入れる形でReport and Orderが出された。
このReport and Orderは2020年4月24日にリリースされており、この後30日間(つまり同年5月23日まで)コメントを受け付け、それへの返答をそこから30日以内(同年6月22日まで)に行う事になっている。その意味ではまだ確定した訳ではないのだが、ここで何か致命的な事が起きなければ、この案がそのまま承認されるわけで、すると6月末には6GHz帯を利用するWi-Fi 6E対応機器を販売できる事になる。
現状、総務省からはこれに対しての表立っての反応などは何もない。ただ総務省はほぼ毎年「周波数再編アクションプラン」と呼ばれる周波数見直し作業を行っており、現在はこれに向けて水面下でWi-Fi機器ベンダーなどとの折衝が行われていても不思議ではない。アクションプランの意見募集は大体毎年7月からスタートするので、時期的な頃合いも悪くない。ある程度方向性が見えてくるのは8月だが、まずは2020年7月に登場すると思われる「周波数再編アクションプラン(令和2年度改定版)(案)」が公表されるのを待ちたいと思う。
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大原雄介のエレ・組み込みプレイバック
これを読めばここ1カ月のエレクトロニクス/組み込み業界の動きが分かる連載。注目すべき市場動向と注目すべき製品を取り上げます。
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