ダッソー・システムズが提唱する「3DEXPERIENCEプラットフォーム」上で動作し、3D CADデータ資産を設計だけでなく、解析、製造、マーケティングといった領域にまで拡大して、その価値を最大化できる「3DEXPERIENCE CATIA」とは何か? ダッソー・システムズ主催の「CATIA勉強会」の内容を基に解説する。
ハイエンド3D CADの代表格「CATIA」を知らない設計者はおそらくいないだろう。フランスのDassault Systemes(ダッソー・システムズ)が開発する3次元設計環境で、航空宇宙や船舶、自動車といった大規模アセンブリの設計開発において、多くの企業が採用している。
もともとCATIAは、戦闘機「ミラージュ」の製造で知られるDassault Aviation(ダッソー・アビアシオン)が自社航空機の設計のために開発したソフトウェアで、その開発部隊を母体に、1981年に設立されたのがダッソー・システムズである。
詳しいCATIAの歴史に関しては、「上流工程の全てが『CATIA』に詰まっている! 気軽に導入できるクラウド版も」をご覧いただくとして、本稿ではメディア向けに開催された「CATIA勉強会」の内容を基に、「3DEXPERIENCE CATIA」のコンセプトや代表的な機能について紹介する。
» 業界トップのおにぎり成形機メーカーが取り組んだ“3D CAD推進”
» エポック社が「シルバニアファミリー」の製品開発で実践する3Dモノづくり
» 何のために3D CADを導入するのか――あらためて、その目的を明確に
» “つながらない”製造現場から脱却せよ! XVLがもたらすデジタル革新とは
» 主要製品を完全網羅、商用3D CAD製品カタログ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。