米Arasは、独BMWグループがテストデータ管理の基幹システムとして、ArasのPLMプラットフォームを導入中であることを発表した。
米Arasは2018年2月21日(現地時間)、独BMWグループが、テストデータ管理の基幹システムとしてArasのPLMプラットフォームを導入中であることを発表した。
» 上流のシステムがおかしい!? 新PLM導入で工場の課題解消に取り組むシンフォニアテクノロジー
» Excel「アングラPLM」の限界、製造業に高まるプラットフォームの必要性
» デジタルデータ活用で個別受注設計の完全自動化を目指すエリオットグループ
ArasのPLMプラットフォームは、柔軟性が高く、車両テストに関連する特定要件を満たすなど、BMWグループにとって重要な要素を有していた。同プラットフォームは、企画や計画、車両テストおよびテスト結果の文書化など、車両開発におけるさまざまな段階をサポートする。
導入により、BMWグループでは、量産車を開発する際に重要となる成果物のトレーサビリティーが可能になる。また、多数に及ぶ既存のITシステムが連携し、データ交換可能になることから、BMWグループのエンジニアリング部門に属する5500人以上の従業員がArasのプラットフォームを使用する予定だ。
同プラットフォームは、まず、統合された安全性テスト管理を含むプロセスをサポートする。続いて、ドライブトレイン(動力伝達機構)の開発、事故被害を軽減するパッシブセーフティに関して支援する。
» DMG森精機の「CRPプロジェクト」が推進する日独統合
» 「基板」単位ではなく「機能」単位による製品開発を実現したオリンパスの取り組み
» 【実録】製造部門主導で推進する新PLM導入プロジェクト
» 自動設計環境の構築に向けたエリオットグループの取り組み
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。