ソフトウェアの品質管理はつらくて面倒だ。品質計測や品質制御は効果をすぐに実感できるが、品質管理の効果は後でしか得られない。「面倒だが後が楽になる」と分かってはいても面倒は面倒である。こんな品質管理を楽しくする方法はあるのだろうか。
品質管理がきっちりと行われると、品質に関係するデータは整然と並べられ、いつでも瞬時に取り出せる。品質分析で新しい分析をするときにもその効果は絶大だが、それより大事なことは、整然と管理するという文化が根付くことである。この文化の下、品質計測から品質制御、品質管理のサイクルが良い方向に回り出す。
しかし、品質計測や品質制御とは異なり、品質管理の効果を体感できるのは、そのサイクルが回り始めた後だ。着手してすぐに効果が体感できないので、どうしてもおっくうになってしまう。ここではソフトウェア品質管理を「楽しく」行うために留意したい5つのポイントを紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。