大手自動車サプライヤーのデンソーが、自動運転開発などを視野にルネサスエレクトロニクス株の保有率を引き上げた。株式を売却した産業革新機構は支配株主に該当しなくなった。
ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2018年3月9日、産業革新機構が保有する同社株式の一部をデンソーが取得したと発表した。デンソーは議決権割合を0.5%から5%に高めることで車載マイコンに強みを持つルネサスとの協業関係を深め、自動運転をはじめとした自動車の高度化に備える。
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