新たに建設する工場であれば、あらかじめセキュリティリスクを考慮した“未然防止策”を適用できる。しかし、古い設備機器が数多く稼働している既設工場の場合、生産ラインの安定稼働に影響を及ぼしかねない後付けのソリューション導入やパッチ適用は敬遠される。そこで重要となるのが「セキュリティインシデントが発生することを前提とした取り組みと対策」だ。
製造業のための製品・サービス情報サイト「TechFactory」で掲載された主要人気連載/特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は『工場システム担当者が知っておくべきセキュリティ動向とその対策』をご紹介します!
2017年上半期に注目を集めたランサムウェア「WannaCry」。自動車メーカーの工場が操業停止に追い込まれたり、特定用途向けシステムが狙われたりなど、多くの産業分野に被害をもたらした上、“制御系システムが狙われるリスク”がWannaCry騒動により浮き彫りとなった。
警察庁サイバーポリスによると、2017年5月以降、WannaCryの亜種による感染拡大が確認されているという。万一、WannaCry亜種が工場内に感染すると、ネットワークの輻輳(ふくそう)が起き、通常の通信が妨害され、結果として工場の操業に影響を及ぼす可能性がある……(詳しくは、以下の電子ブックレット[無料PDF]にて)。
本電子ブックレットは、TechFactoryで掲載された記事「脆弱性はなくならない、事故発生を前提とした対策があなたの工場を脅威から守る」を基に制作しています。
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