設計品質の向上、さらなる生産効率化など、設計・製造現場では常に厳しい要求が突き付けられている。そうした中、3D CADをはじめとしたツールの導入やより効果的な使い方を追求した組織としての取り組みも行われている。本連載では3D CAD/3Dデータ活用にフォーカスし、プロジェクト管理者がどのような視点で現場改革を推進していくべきか、そのヒントを提示する。連載第13回では、プロジェクトの振り返りについて取り上げる。
前回お届けした「クリティカルパスを発見し、プロジェクトの進捗を効率的に管理しよう」では、クリティカルパスについて取り上げました。クリティカルパスを分析することは、プロジェクト管理だけではなく、さまざまな作業の検証に役立てることができます。工程のムリやムダを省くための解析方法としてとても有効な手法ですのでぜひ活用してみてください。
今回は「プロジェクトの振り返り」について紹介します。これまで、3D CAD推進を一例としたプロジェクト推進活動を取り上げてきました。既にWBS(Work Breakdown Structure:作業分割構成)によってプロジェクトの作業は細分化されており、この細分化された一連の作業をワークパッケージとして整理しているので、これらの作業はモレやダブリもなく、当初の工数(時間、費用)見積もり通りに、順調に進んでいくはずです。
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