矢野経済研究所 CMOS/CCD世界出荷台数予測
CCD/CMOSセンサーは「目」から「生成手段」に、高成長続け50億台超へ
単純な「目」から「データ生成手段」の役割を持つことで、成長を続けるCCD/CMOSセンサー市場。2020年に搭載機器出荷台数(メーカー出荷台数ベース)は52億2000万台まで伸長すると予測されている。矢野経済研究所調べ。
デジタルカメラや携帯電話、そしてスマートフォンの撮影デバイスとして成長を続けてきたCCD/CMOSセンサー。近年では個人認証や車載、監視などの需要が本格化しており、その勢いはしばらく続き、2009年~2020年の年平均成長率(CAGR)は12.8%で推移するとみられる。矢野経済研究所調べ。
矢野経済研究所は2017年9月、CCD/CMOSセンサーを搭載した製品を対象とした需要予測資料「2017年度版(CMOS/CCDカメラ応用)画像システム・機器の需要予測」を発表した。資料によれば2016年のCCD/CMOSセンサー搭載機器出荷台数(メーカー出荷台数ベース)は40億5000万台であり、この需要を引っ張るのはやはりスマートフォンである。
2016年度に出荷された40億5000万台のうちスマートフォンが占める割合は70%を超えており、そこにタブレットPC(9.1%)、フィーチャーフォン(7.2%)、PC(1.3%)、車載用(1.2%)、監視またはモニタリング用途(0.7%)と続く。出荷台数の構成比だけを見ればスマートフォンが圧倒的であるが、資料では「カメラの役割が目視から画像処理に大きく変化したことによる市場変化」が現在も進んでいると推測している。
CCD/CMOSセンサーは部品としてみればいずれも固体撮像装置であるが、単純に人間の目の代わりとしてこれらを用いた製品、デジタルカメラやホームビデオなどの出荷台数は横ばいないしマイナスの傾向にある。例外であるスマートフォンもカメラとしてCCD/CMOSセンサーを搭載するが、その位置付けは目の代わりというより「内部で利用する、あるいはネットワークに乗せるデータの生成手段」としての側面が強くなっている。
その側面をより強く持つのが監視カメラや個人認証デバイス、マシンビジョン、車載向けカメラ機器であり、報告書内でも「画像処理での利用を前提とした産業用の品目は、民生用に比べて出荷台数こそ少ないものの、今後、堅実な成長を遂げていく」と予想しており、2020年にCCD/CMOSセンサー搭載機器出荷台数(メーカー出荷台数ベース)は52億2000万台まで伸長すると予測している。
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