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4種の無線規格に対応したIoT機器開発ボードSTマイクロ STM32L4 Discovery kit IoT node

STマイクロエレクトロニクスはIoT機器の開発を支援する、クラウド接続型のマイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」を販売中だ。複数の低消費電力無線通信規格やWi-Fiに対応している。

» 2017年06月21日 12時00分 公開

 STマイクロエレクトロニクスがIoT機器の開発を支援する、クラウド接続型のマイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」を販売中だ。複数の低消費電力無線通信規格やWi-Fiに対応する他、モーションセンサー、ジェスチャーセンサー、環境センサーを搭載している。

マイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」 マイコン開発ボード「STM32L4 Discovery kit IoT node」

 この開発ボードには、32ビットのマイコン「STM32L4」と、Bluetooth Low Energy(BLE)、サブGHz無線、Wi-Fi用の各モジュール、プリントアンテナを備えたNFCタグICを搭載している。また、加速度、ジャイロ、地磁気センサーを含む9軸MEMSモーションセンサー、大気圧センサー、温湿度センサーに加え、2個のMEMSデジタルマイクや、ジェスチャーを検知する測距センサーも装備。実装の手間が不要で、すぐに利用できる。

 同社の拡張ソフトウェア「X-CUBE-AWS」と組み合わせることで、「AWS(Amazon Web Services) IoTプラットフォーム」との接続が可能。これにより、クラウド上のツールやデバイスの監視、制御、データ解析、機械学習などのサービスを利用できる。他のクラウドプロバイダーについても、今後サポートを拡充していく予定。サブGHz無線周波数帯は、915MHzと868MHzから選択できる。

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